形式知と暗黙知
<ことばの重要性>
学習を有効に行うためには、伝達する言葉の教材が必要です。
言葉を暗誦し、知っていても、自分で経験したり、感じることが発生しないと、実際は、身に付いていません。逆に、確実に身に付けるために、その体験する機会があるときまでに、繰返し頭に叩き込んでおく必要があるのです。
<形式知>
すべてのビジネス(仕事・業務)は、形式知化できます。但し、「言葉」で説明するためには、正確な理解が必要です。業務を形式知化することは、極めてレベルの高い学習であるといえます。
※音楽や芸術のレッスンでも、常時「言葉」を媒介に行われます。日本では、「以心伝心」「技を見て盗
め」という教授法が当り前のように考えられていますが、ビジネスでは、どちらが有効でしょうか?ビ
ジネスにおいて、「言葉」で説明できないのは、「本当は、よくわかっていない」「言語能力がない」
「やる気がない」のいずれかです。
<暗黙知>
暗黙知とは、活用できる身についた「知」です。
獲得した形式知が暗黙知に変化するためには、必ず対話や体験などの熟達期間を要します。
※形式知が頭に入っても、まだ暗黙知になっていない場合が多々あります。
様々な情報と結びつけることで、真に理解し、身に付きます。その効率を高めるために、教育があり、
情報力を高める環境が役立ちます。