情報のオープン化

よく社員を信じて任せるように書いているビジネス書はありますが、会社といえど 経営者といえど 人ですから、誰でもすぐに信じられるというものではないのです。期待はしている、されど、裏切られたというのは、経営者や管理職は、ほぼ全員が経験したことです。

でも、信じなければ、絶対に 相手も信じてくれません。社員が、会社を良くしようと、強くしようと
頑張れるのは、お互いの信じあう心の問題があるのです。

心の問題を解決するのは、訓練(Training)ではありません。体育会系ののりで、訓練すれば 人の心も変わると、単純に考えている人も居ますが、それが道理に合わないことは明白でしょう。

社員を信じる、ために 会社がすることは 何でしょうか? それは、情報のオープン化(公開)です。

あいつには知らせる必要が無い情報。管理職だけ知っている情報。本当に、そんなに秘密にしなくてはならない情報でしょうか? 経緯を考えれば、情報が多すぎて 仕事の支障になるといけないからという親心から、教えなかっただけではないでしょうか?

しかし、今の時代であれば まず情報をOpenにすること。
それが、君を信じているというメッセージです。
その情報を学習して、変革や創造に結び付けるかは、社員個人の気持ちの問題です。

経営者にとって、信じるのと、信じないのと、どちらが得でしょうか? 再考してみてください。
会社は、変革し続けなければ、倒れるだけです。

ページトップ